2016/09/22 12:13 .

落語心中、感想とか

落語心中というマンガを読んだ!!
ebookで、今日22日まで1~2巻無料。


最初ね、女の作者さんが男主人公で描くとどうも綺麗すぎてなー、とか思ってたんだけど、
だんだんそんな些細なことはどうでもよくなって、3巻以降も大人買いして爆読みしちゃったよ!!
家族にバカにされたよ!無料で釣って、全編買わせるという、
店の戦略にまんまとひっかかりましたなって!

ひっかかっていいよ、読んでから買えるのは嬉しいよ、もう!!(≧▽≦)

テーマ的にも、今の自分が考える事と合ってたみたいだ。
以下感想。

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時間軸は戦前、戦後から平成まで、70年くらい動く。全10巻。
登場人物は少なくて、対立構造が分かりやすい。

芸術に対する、伝統と革新の対立が面白かった。
対立って言っても、ケンカするわけじゃなくて、むしろ逆。
自分が凹んでる時に、相手が眩しくて羨ましくてたまんない。

伝統落語を守ってる人たちは、熟練し完成度を持つけど、テレビやお笑いの出現もあり、時代の波に振り落とされていくのを感じている。
新落語を作っていこうと意気込む輩は、周囲の批評から身を守る術がない。自分の生まれたての剥き出しの価値観は、まっとうな批判でも、逐一傷ついていく。観客からの受けが一番とか言ってるくせに、やさぐれて身に沁みて、窮屈だけど伝統に守られた、強さと美しさを持つお隣を見る…。

勝つのはどっちだ!?

読んでて、あぁ、そっか、業界がどちらも容認できればいいのか、って思った。
一人で全部じゃなくてね。
底抜けに明るいコメディはこの人、凄みのあるホラーはこの人、みたいな。
限定するわけじゃないんだけど、自分に足りないものを、他の人の芸を見る事で、
満たされ、羨ましくなって、刺激されて、また感覚が蘇る感じ。

そうやって若手もベテランも名人師匠クラスでも、
芸に悩んで凹んでる長い時間を一人で過ごしていくんだけど、
主人公だけ違うのね。

なんつーか、バカなのね。(^◇^)

考える頭がないのね。だから悩まない。損でも動く。

いいな!この主人公!!!!(≧▽≦)




あと、絵的に面白かったのは、そんで自分の興味と一致したところ。

落語の話だから、カメラワーク的には、
舞台を客席側から見てるわけですよ。ほぼ固定。

それで、落語全然わかんないんだけど、
舞台で一人芝居みたいになるのね。
落語家が、語り手から、男役、女役まで一人で全部演じていく。

例えば海辺で財布を拾う男、とかいうシチュエーションでも、
砂浜を描くわけではなくて、あくまで絵は、
舞台で演じてる落語家のおっさんのみ。

女が妖しく誘惑してるシーンは、おっさんがしなを作ってる舞台の絵なんだけど、
すげー艶っぽく誘惑してるように見えるんだ!!

これ、絵としてすっごく面白かったです!
おっさんおっさん色っぺ~~~って、感じに、なるんだもの!!!!
(≧▽≦)

あとね、作中の恋愛観も面白い。
いわゆるプラトニックとか、ドキドキしながら告白します~とかじゃないのね。
江戸っぽいつーのかな。カラッとしてる。

夫婦愛と、家族・隣人愛にへだてがないというか、
すでに一緒に住んでて、これからもそうしたい、
嫌なら言って下さい、何か問題ありますか、って感じ。

最初から最後まで、姐御肌の小夏ちゃんも好きだわー。




あとね、自分結構舞台の世界好きだよね。
あんまり観に行った事はないんだけど、
目まぐるしく視点が変わる映画と違う、舞台での会話劇。
ライティングだけの一人芝居、二人芝居系。

作られて削がれた、セリフだけの世界であるけど、
言いたい事言うために、余計なセリフを100もしゃべる。
シェイクスピアとか、つかこうへいとか、セリフだけの本、好きだったなぁ。
黒沢台本も結構読んだ。

三谷幸喜は、『笑の大学』が一番好き。二人芝居。
映画版では稲垣吾郎が出てて、二人芝居だから役所広司と、基本二人だけ。
最初ジャニーズかぁ、スマップかぁ、とか偏見バリバリ入って見てるんだけど、
わざとかもしれないけど、最初はスマップの吾郎ちゃんっぽいんだよね。
途中から、稲垣さん誰それ?みたいな雰囲気にどんどん変わって、
なんか役者ってスゲー。それを引き出す監督とか脚本家とかいろいろスゲーっって思って、見てた。

なんかまとまらないけど終わり。
凹んでる時は、他の人の良い作品見ると、元気が出るな、という感じ。




ちょびっと元気が出たので、笑う顔に色塗ってみた。

笑うオスカル

コピー用紙に描いた鉛筆線を、細くて穂先が短い筆ペンでなぞって、色鉛筆で塗り絵。
まぁ、あれだな。…塗り絵だね。なんか凹むわ…。でも晒す。(´・ω・)
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