2016/07/29 08:20 .

フェルゼン、について調べてみる。ツヴァイク。

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その報告に胸を炎で焼かれたように苦しむのはたったひとり、
何の権力もない男、フェルゼンだけである。

「この瞬間からわたしはもう生きていない。
なぜなら今のわたしのような存在の仕方を、生きているとは言わないからだ。」

(妹への手紙)


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彼は他の王族、貴族、大臣、外交官に手紙を書き、説得を続ける。
だが、フェルゼンのような取るに足りない男など、
廃位された王妃、単に個人的に不幸な女性など、
もはやどうでもいい存在だ。触らぬ方がいい。外交は感傷を知らない。

それでもフェルゼンは屈しない。みんなの冷淡さ、彼の灼熱の思いと、
あまりに違うこの態度が、彼を狂乱へ駆り立てる…。

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ツヴァイク本、フェルゼンは下巻に入ってやっと、主要人物として語られ始める。
バスティーユは上巻ラストで、下巻はマリーが王妃であった理由と悲劇、存在の危機、
革命時に乱立する英雄未満の混乱を描く。

とにかくツヴァイク本のフェルゼン、
存在感あってめちゃくちゃカッコイイです。作者に大切にされる感じ。
無力な男が忍び忍んだ恋に命をかける。それは何故。

会ったこともない彼の本当など知らないし、正確な文献があったとしても、推測するしかない。
誰が語るのか、どのような気持ちを込めて彼の事を語るのか、それが重要な気がする。
清廉潔白な中世の騎士、王妃に手を出した節操のない色男、思いつめた自分に酔いしれた男、
イメージはそれぞれ。
でもやっぱり、誰が語るのか、どのような気持ちを込めて彼の事を語るのか、
それが重要な気がする。

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ネットで調べる時は、せっかくだから海外サイトも。
英語もその他の言語も、どうせ一文も読めないから、
全部Google先生に訳してもらう。めちゃくちゃ日本語にも慣れたよ。
画像もGoogle先生に探してもらう

勝手な想像だけど、
ドイツ語フェルゼンwikiページ
史実をきちんと調べるの好きな人が書いてる気がする。詳しい。ドイツっぽい。

イタリア語wikiはツヴァイク本の引用があって、
恋愛関係の引用がまるっとあったりして、別の意味で詳しい。
イタリアはベルばらアニメ人気が凄くあったらしいので、その影響だったりして。

スウェーデン語
母国だが、英語、仏語に比べて特別詳しいというわけではなくて、記事は普通。

フィンランド語wiki
説明がとても分かりやすかった。日本語と翻訳の相性いいのかも。
他とちょっと切り口が違って、アメリカ独立戦争絵が掲載。

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