2016/07/26 09:17 .

首飾り事件の影響とローアン様

「調子のいい従僕の話 の記録」の記事後半に
補筆しようと思ったら長くなったので、ちょっと記事を切り離す。



フランス革命の原因の一つとなった、歴史に残る一大詐欺『首飾り事件』。
大した事件じゃない気もするんだけど、何故この事件が歴史に残っちゃうのか。
ごちゃごちゃと調べてみた。

市民の感情としては、
敵国オーストリアから嫁いだ、平和と繁栄の象徴、愛らしいお姫様、
その実態は税金を無駄遣いする赤字夫人!!!!

生活が苦しい、更に自分たちを苦しめる、可愛いから許しちゃった、けど
敵国女はやっぱり敵だった!!愛が転じて憎しみに変わる瞬間!!

嫌いと言ってはいけない状況から転じて、
嫌いと言わなければいけない状況に!
人数じゃ負けないぜ!多数派である俺達万歳!

新聞・雑誌が刊行ラッシュ、煽って煽ってマスコミ大活躍!!

と、事件そのものよりも、周りに、あるいは後世への影響力がハンパないので、
歴史に残るようだ。






前哨戦として、逢引詐欺エピソードがある。

お金持ちで女好きのローアン大司教が、
騙されて、偽の王妃と逢引する、という他愛もない話。

ベルばら原作にもほんの数ページ、この話があって、
これが実に馬鹿馬鹿しい。

03.jpg

気に入った! (^◇^) 



最初漫画だけ読んでるじゃん。読み込んで、一コマずつ順番に模写なんかしてみると、
なんかすごく含みがあるというか…。
いろいろ裏設定がある気がしてさ。

原作者もコメントしているけど、ベルばらの歴史パートには、
歴史的名著といわれる、ツヴァイクの『マリー・アントワネット』が根底にあるみたいなのね。
じゃぁ、この本読んでみようと。上下巻あって、現在下巻読破中。

ツヴァイクの語り口が軽妙で、疾走感あってめちゃくちゃ面白い!!
歴史人物の裏設定らしき疑問は、この本読めばだいたい解決する。

07.jpg


この偽王妃の足に飛びついてキスするローアン様、
ギャグにしても性急すぎだろうと思ってたら、
ツヴァイク本でも飛びついて足にキスしてて、感動した。
理代子センセも気に入ってたのか?

大真面目にアホくさい。
人間らしい、まぬけな人物に愛を注ぐ作者二人に万歳。

著者:ツヴァイク、訳:中野京子版、読書メーターのマリー・アントワネット書評




ベルばらバスチーユ以降~ナポレオンまでの革命の大混乱を調べようと、
高校生に副読本借りて張り切って読もうとしたら、
あまりに凄惨で吐きそうになって、即挫折。
でももうちょっとグロに柔らか~~い本があったら、その後も知りたい。

その後のフランス革命として、佐藤賢一の小説フランス革命シリーズの書評が面白かったので、
機会あれば…。全18巻。
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