2017/05/11 00:00 .

パレロワ本屋さん(制作中)&ヌーベル・エロイーズ

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本屋さん途中。明日にはできるな。



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ヌーベル・エロイーズ 3巻
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やっと3巻読み終わった。

ざっというと、結婚したジュリちゃんのところに、サン・プルーが行く。6年ぶりくらい。
ジュリちゃんの夫は30歳くらい年上の人なんだけど、
大人で、とても包容力があり、賢く、おだやかで、いい人。

恋の熱情で頭がおかしくなっていたジュリちゃんは、穏やかで平和な生活、とっても幸せ。
子供も二人いる。

サン・プルーは最初、動揺しまくりなんだけど、だんだん理解して、
あぁ理想の生活がここにあるんだ…素晴らしい事だ…みたいな。

そっからは、何しろルソーは18世紀の啓蒙思想家なので、
理想の生活とは何か、というのをずーーーーーーーーーーーーーーっと語る。
人間ドラマはほとんどない。それが3巻の内容。

自然との付き合い方とか、貴族のあり方とか、信頼できる使用人をどう育てていくべきかとか、
街の悪徳を防ぐ方法とか、子供の育て方とか、善のあり方とか。



ふ~~ん……。



まぁこの辺は、18世紀人じゃないとグッと来ないのかも。
ルソーの理想は、21世紀人のアタシにとってあんまり必要ないんだろうな。


なんということだ。シアワセな理想の生活をしているジュリちゃんに
どんどん興味を失っていく。
不幸のどん底でシクシク泣いてた頃には、
励まし力づけてあげたいとか思ってたのに。


次は4巻か…。
ふむ……。


アンドレ君たち、これ、本当に全部読んだの?(;´Д`)



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この時代の人たちが何を読んだか、みたいな話があると、
必ずルソーが出てきて、影響力スゴイんだよね。

『社会契約論』と『人間不平等起源論』、『エミール』。

18-19世紀に貴婦人たちが、教育論『エミール』を読んで感激して、
今までとは違う理想の子育て、を実行したりしてるけど、
当のルソーは、倫理的にいろいろとヒドイ人だったみたい。


晩年、ルソーは『告白』を書く。
またの名を『懺悔録』。自分の醜悪なところをこれでもかって、ぶちまけるように…。


『サン・プルー』の熱量を持つ作者の懺悔って考えると眩暈。
怖くて読む気にならない。


でもちょっと面白そう?


日本では明治時代後期に翻訳されて、
自伝的内容を懺悔を交えて告白する、という、私小説の系譜を作ったみたいだ。

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自分の恥ずかしい部分、できれば墓場に持っていきたいようなことを
あえて記す。

それが後の社会に影響を及ぼすなんて・・・当人は予感していたのかな(';')
このコメントは管理者の承認待ちです
あ、そういう風に考えると、また面白いな。

墓に入る前に、本当の自分を知って理解してもらいたくて、変な性癖も後ろめたい過去も、全部全部ゲロって、更に愛を求めてくる、それがわたしのイメージするルソーwww